- 友だちをつくるには, ティヤー,C.H. (著), 沖井珠子 (訳),
サンパウロ (1981年), \609, ISBN 4-8056-6301-4
(解説) 友達の作り方を解説した数少ない本。しかし、訳本なので日本の実情にあっているか疑問。どちらかというと女性むき。
- 新・ヤングアダルト情報源 [対人編], サンマーク出版編集部 (編),
サンマーク文庫 (1999年), \510, ISBN 4-7631-8074-6
(解説) 旧版は読んだことがありますが、改訂版では友達を作る心構えについても大幅に加筆されています。参考にするといいでしょう。
- ともだちの作り方シチュエーション200, ブックメイツ (編),
青年書館 (1997年), ISBN 4-7918-0725-1
(解説) たまたま検索で見つけたのですが、実物は見たことがありません。「ティーンズ知っトク百科シリーズ」とあるので、若い人むけの本でしょう。
- 自分を好きになる本, パルマー,P. (著), eq Press (訳), 広瀬弦 (絵),
径書房 (1991年), \1,575, ISBN 4-7705-0101-3
(解説)「友だちがほしいと思ったら、まず自分が楽しいと思えることを一人でやってみよう…」
といったことが書いてあったように記憶しています。
- こころの科学 (32号) 特集:「現代ともだち考」, 日本評論社 (1990年),
\1,050
(解説) 幼児から大学生までの「友だち」に関する心理学的解説。「友だちのできない子供たち」に関する記事はあったけど、「友だちのできない大人」については載っていなかった。当たり前か。
- 友達の作り方, 高橋睦郎 (著), マガジンハウス (1993年), \3,262,
ISBN 4-8387-0440-2
(解説) これは友達の作り方の解説書ではなくて交友録です。
まぎらわしい題名ですね。
- 大人のための友だちのつくり方, 横澤彪 (著), サンマーク出版 (1996年),
\1631, ISBN 4-7631-9166-7
(解説) 本屋でパラパラと眺めてみましたが、「学生のときの友達づき合いと社会人になってからの友達づき合いはどう違うか」といったことが主題になっているようです。子供のころに友達づき合いができなかった人が大人になってから何とかする方法は書いてありません(当り前か(爆))。
著者は芸能プロデューサーで、仕事とプライベートなつき合いの関わりについて蘊蓄を傾けています。
- 大人の友達を作ろう。, 中谷彰宏 (著), PHP文庫 (2002年), \500,
ISBN 4-569-57771-7
(解説) 友達の作り方と称するものを読んでみてがっかりするのは、「本当はここが知りたい」と思うところが自明のこととして片付けられていることです。
この本で言うと「出会い」とは何だろう…というあたりから疑問がたまっていきます。(赤の他人から知り合いになること、と解釈していいのか?)
そして、全部読み終わっても疑問は疑問のままで、「なーんだ、結局何も書いてないのと同じじゃないか」と溜息をつきます。
しょせん1万人を相手に書かれた本に自分の処方箋が載っているわけはないのだ。
- 友達ができにくい子どもたち―社会性の発達と援助法,
石崎朝世・一松麻実子・前田美紀・湯汲英史・林祐一 (著), 鈴木出版 (1996年), \1680,
ISBN 4-79027140-4
(解説) 親や教師のための情報はけっこう豊富なのに、本人に向けて書かれたものが不足しているのはなぜだろう。
- ニコマコス流恋愛コミュニケーション, 大平健 (著), 岩波書店 (2002年), \1470,
ISBN 4-00-024214-8
(解説) 今までどこにも書かれていなかった基本的なテクニックを解説した貴重な1冊。恋愛に限らず仕事以外の会話に悩む人におすすめ。
- なぜ、あの子は「友だちづくり」がうまいのか, フランクル,F. (著),
金原瑞人・西本かおる・杉田七重 (訳), PHP研究所 (2002年), \1,470,
ISBN 4-569-62234-8
(解説) 子どもの多くが、ひそかに友だち関係で悩んでいる。
UCLAの専門家が考察した、友だちづくりプログラムのエッセンス。
- 児童心理 (2003年4月号臨時増刊) 特集: 実践 友だちづくりハンドブック,
金子書房(2003年), \1020
(解説)「人間関係づくりが苦手な親・教師―育てる側の問題」という記事に興味があります。
- そんな友だちなら、いなくたっていいじゃないか!, 齋藤孝 (著),
PHP研究所 (2004年), \1000, ISBN 4569634494
(解説) 一人になることを怖がるな! “つるむ関係”と“友だち”は違う。
小学生向きの本だけれど、大人が読んでも元気になれる一冊。
- 大人も知らない「本当の友だち」のつくり方, 松本啓子・かなしろにゃんこ (著),
講談社 (2005年), \1260, ISBN 4-06259474-9
(解説) 「親業訓練」の考え方を応用して、友達と心を通わせる方法をマンガで解説。
- 友だちいないと不安だ症候群につける薬, 齋藤孝 (著), 朝日新聞社 (2005年),
\1,260, ISBN 4022500476
(解説) 東京都の公立中学で実践した「イジメをなくすための授業」を本にまとめたものだそうです。
- 友だち地獄―「空気を読む」世代のサバイバル, 土井隆義 (著),
ちくま新書 (2008年), \756, ISBN 4480064168
(解説)空気を読めないと周囲から浮いてしまう。
若い世代の息の詰まるような人間関係。
- 大人のための友だちのつくり方, 島田裕巳 (著), ぶんか社 (2009年), \1470,
ISBN 4821142783
(解説)「友だちのつくり方がまったくわからない」
「人はそばにいる、なのに友だちはつくれない」そんな友だち難民のための友情論。
- 友達がいないということ, 小谷野敦(著), ちくまプリマー新書(2011年), \819,
ISBN 4480688609
「便所めし」という言葉があるが、友達がいないということは、「もてない」よりもつらいかもしれない。文学作品を始め、さまざまな視点から描く、ネット時代の友達論。
(解説) 古今東西の書物に著者自身の経験談を交え、友達がいないという辛さについてあれこれ思い巡らしています。
でも、いまひとつ的を外しているように思えるのは、友達がいないこと自体の寂しさと、「友達がいない人」に対するスティグマを切り分けて論じていないからでしょう。
- 友活はじめませんか? 30代からの友人作り, 木村隆志 (著),
綾部江里子 (イラスト), 遊タイム出版(2011年), \1575, ISBN 4860103025
30~40代の男女が、100人超の友人を作り、
親友を見つける方法を紹介する。
著者の実体験から得たノウハウのみで構成されている。
具体的で簡単、かつ精度が高い方法である。
(解説) 平均寿命80歳の時代、40歳でもまだ半分。
長い人生を楽しむには、30~40代になってからでも新たな友達を見つけることが重要。
- 「友だちいない」は“恥ずかしい”のか, 武長脩行 (著), 平凡社新書 (2012年),
\756, ISBN 4582856330
本当の人の絆、つながりは、一人ひとりが自立し、孤独力の高い個人になったときに生まれるものである。
今こそ孤独力を取り戻そう。
(解説) いま、「集団帰属」への強迫が社会を覆っている。
他人や社会に極端に依存することなく、ひとりになることができる「孤独力」を
身につけて自立的な自分を取りもどした人こそが。人と本当のつながりを持てる。
- 僕にはまだ 友だちがいない 大人の友だちづくり奮闘記, 中川学(著),
メディアファクトリー(2012年), \924, ISBN 4840145849
休日に遊ぶ相手が見つかりません…。
35歳の男が「人生を語り合える友人」を探す、涙と笑の実録コミックエッセイ
(解説) ふと気がつけば休日に遊ぶ人もなく、悩みを相談できる相手もいない35歳の男性。
大人になってからの友達づくりをマンガで描く。
- ビクビクするのはやめようよ!, 白井由佳 (著), 藤臣柊子 (マンガ),
花風社 (2003年), \1470, ISBN 4907725507
(解説) 人の能力や感じ方はひとりひとり違う。だから、人とうまくやっていくために、まず自分を知ろう。
- アスペルガー的人生, ウィリー,L.H. (著), ニキ・リンコ (訳),
東京書籍 (2002年), \2100, ISBN 4487797233
(解説) このリストにこの本を挙げるのは適切かどうか悩むのですが、友達ができないために、みんなに相手にされないために、みじめな思いをしている方がおられたら、ぜひ読んでみてください。
きっと勇気づけられるでしょう。
- あなたがあなたであるために ― 自分らしく生きるためのアスペルガー症候群ガイド),
吉田友子 (著), 中央法規出版 (2005年), \1260, ISBN 4805825898
>「友だちはたくさん作ろう」というスローガン(標語)に惑わされないで
(解説) 友達を作れない人がみなアスペルガー症候群というわけではありません。
でも、似たような傾向をもつ人のためのアドバイスは参考になることもあるかもしれません。
- 友だち作りの科学,
ローガソン,エリザベス・A (著), 辻井正次・山田智子 (訳), 金剛出版 (2017年),
\3080, ISBN 4772415548
(解説) 発達障害などの子供が友だちと上手につきあっていくためのプログラム。
日本人の書いた本と違って、悩んでいる本人も読者として想定している。